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これから真夏を迎えるのに「雪割」?とは・・・
以前にトップライト(天窓)の記事をアップしたことがありますが、内容的には屋根改修時に多くの方が「トップライトまぶしいから塞いで」とか「日差しが熱くていやだ」など、新築時に描いていた居住空間と実際の生活での相違があるようで、トップライトにフタをすることが多くなっています。
写真を見て頂くと、ガルバリウム鋼板を窓の形に自社加工場で成型してかぶせています。
これでOKなんですが、実は関東エリアでも積雪の多いエリアでは更に手を加えておかないと、恐ろしいことが起きます・・・
それは、屋根上に降った雪が凍ってしまい、このフタをしたトップライトに雪の荷重をおもいっきり掛けてしまうという現象なのです。
つまり、重たくなった雪が屋根から飛び出たトップライトを下方向(軒先)に向かって押し込んでしまう・・・さらに屋根下地までずらして破壊させ漏水・破損へとつながってしまうのです。
そこで職人技として豪雪地帯では当然の技術・・・それが「雪割」なんです。
写真を見て頂くと解るように、トップライトから屋根上に向けて船の先端のような板金加工が施されています。
これによって、上から落ちてきた雪の塊や氷は両サイドに分かれて広がり、屋根下(軒先)に落ちていくという仕組みなんです。
「雪割」雪が多く降る地方では当たり前の技術ですが、関東エリアでも大きなトップライトを付けたお施主様宅では自社加工で取付をお勧めしています。
普段見ない屋根の加工品も、色々な技術で成り立っているんですね(;^_^A
桜も満開になり、いよいよ梅雨入りを気にする時期になってきました。
毎年のことですが、梅雨の長雨で雨漏りや雨どいの脱落の相談が増えて参ります。
本当は、この梅雨入り前に点検することをお勧めいたしますが
ご自身で屋根の上に登ることは危険です。
雨漏り・・・
天井からポタポタと雨水が落ちて来る状態は、既に深刻な状況です。
大きな破損になる前に気が付くポイントがありますので
もし皆様のご家庭で以下の症状がみられるようでしたら、要注意です・・・
<特に室内の壁に症状が出ます>
・壁紙が剥がれている
・壁紙に黒カビやシミができている
・カビの臭いがする
・天井にシミや膨らみがある
・夜寝ている時にポタポタという水の音がする
・照明器具に水がたまる
このような状態は、既に雨漏りが始まっている症状です。梅雨入りするとさらに大量の雨水が建物内に侵入して、壁や柱、梁・桁などを少しずつ傷めていきます。
弊社が過去改修した建物は柱が腐食して耐久性に疑問が生じ、柱の交換を含めた大きな工事となりました。気が付かないうちに建物が傷み、大きな工事になってしまいます。
梅雨明けは工務店さん・屋根屋さんは一気に忙しくなります。今のうちに気が付く点がございましたら、是非お近くの、お知り合いの屋根屋さん・工務店さんにご相談ください。
こんにちは!観測史上最速の梅雨明けに驚いています。
梅雨が短くて作業工程はあまり遅れない傾向でしたが、一気に高温になりスタッフ達は早くも夏バテ要注意の状況です。
台風4号のが押し寄せ少しだけ気温は下がりましたが、この先の天気を考えると、屋根の上は異常な暑さになり40度以上の熱波の中での作業になります。うかつに鉄部に触れると普通に火傷します。
さて、前回もお伝えしましたが、本格的な台風シーズンが来る前に、屋根のコンディションはいかがでしょうか。
ここ最近
「雨どいが詰まっている」
「使っていないアンテナが傾いている」
「棟板金(屋根の頂上の材料)がはずれている」など
ご近所の方からお問い合わせを頂き、修理に奔走しています。
雨樋が詰まったままだと、雨水があふれ出して雨樋がねじ曲がったり、脱落してしまったり・・・雨水は壁にそのまま流れてバルコニーやサッシの劣化部分から水が侵入している家も見受けられます。
毎日見える場所なら気付きますが、普段目にしない場所や雨が降っていないと気付かない破損個所も多く、特に台風が過ぎ去った秋に多くの問い合わせが集中します。
ほんの少しの破損から気が付かないうちに壁の中を水が流れて、1壁の張替え・柱の換・土台の交換なんてことになったら本当に大変です。
台風が上陸する前に、お知り合いの工務店や屋根屋さんに点検をお勧めいたします。
出典:ウェザーニュース
毎年のことですが、GW明けはいよいよ台風への対策と準備で徐々に忙しくなってきます。
2019年の大型台風でゴルフ練習場のネットが倒れたり、戸建住宅の屋根を破壊したり大きな被害を出しました。
2019年台風が上陸する1ヶ月前に屋根工事の相談を受けたお客様がいらっしゃいました。現場調査に伺うと瓦棒屋根(トタン製の屋根)が長年メンテナンスを行っていなかったため、風圧で少しめくれていました。(ほんの少しです)
台風が来る前に応急処置だけでもというお話をしていましたが、お客様のお申込みに及ばず台風15号の被害に遭われてしまいました。屋根は完全にめくれ上がり隣家の庭に破片が散乱し、駐車していた隣家の車両にも大きなキズを付けていました。
お申込みいただいても工事は間に合わなかったかと思いますが、応急処置だけでもしておけば被害は少なかったかと私共後悔しています。
築年数や屋根の状態にもよりますが、
・新築時よりも形状が変形している
・部分的に持ち上がっている(剥がれている・ずれている)
等、
気になる部分が見えるようでしたら、お知り合いの工務店や屋根屋さんにご相談してください。また、心配だけど自分では屋根の上が見えない場合、可能でしたらご近所のアパートの階段や廊下に登らせてもらって(オーナー様のご了解の上で・・・)ご自宅の屋根が見えることもありますのでご参考にしていただければと思います。
※見えない場合は専門家に相談してみてください
棟板金のビス増し打ちや、樋の清掃などチョットした修理や作業で水の流れや風の受け方が変わります。大きな被害が防げることがありますので台風が来る前に是非ご確認ください。
令和4年1月から瓦屋根の留め付け基準が強化されています。
↓強風対策のパンフレット(発行:一般財団法人 日本建築防災協会)
001386795 ←クリックするとPDFが見れます
出典:国土交通省
弊社ホームページ施工実績画面でもPDFを掲載しています。
↓出典:気象庁 2019年10月台風19号進路
2021年、コロナ禍にもかかわらず多くの方に支えられ、無事年末を迎える事が出来ました。事故も無く安全に作業を続けられ、スタッフ増員とともに成長することが出来ました。ありがとうございました。
ご依頼頂きましたお施主様をはじめ、元請様、
ご近所でお店を訪ねて来てくださった皆様、
ご協力会社の皆様、
ホームページ・ブログをご覧いただいている皆様、
本当に多くの皆様に大変お世話になりました。
そして、今年も多くの方とご縁があったことを、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
また、印象に残る現場に入らせてくださり、私たちの成長とチャレンジを感じられた1年でもありました。
年末恒例の技術共有会においても、新しい商品別の技術共有を行い、新人にとっても目からうろこの技術が盛り沢山でした。
コロナの影響でお施主様・現場監督様・メーカー様と距離をおいて打合せを行って参りましたが、皆様のご理解と温かいご支援で今年も無事に終えられます。
2022年に向けて多くの皆様に喜ばれる仕事を行って参ります。
ありがとうございました。
本間板金工業株式会社 スタッフ一同
台風シーズンに突入しました。
突発的な雷雨・豪雨で屋根・雨樋の補修も続いています。
さらに先月は北関東で大粒の雹(ヒョウ)が降り、雨樋の破損連絡が連日入ってきています。
地元の農家の方と話すことが多いのですが、昔と比べ異常な降雨が多く畑の管理が大変になったと聞かされます。突然の風雨も強くビニールハウスのメンテナンスが大変になったと話されていました。
出典:気象庁ホームページ (https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#4/35.246/136.143/&elem=root&typhoon=all&contents=typhoon)
「台風経路図 2021年8月5日AM6時」(気象庁ホームページより)
毎年台風シーズン後にご相談の増える屋根上の設備についてお話しします。
屋根の上には「太陽光パネル」「エアコンの室外機」が乗っていることが多くなってきました。また、使わなくなった「温水器」を乗せたままで台風の度に不安に思っているお施主様も多いかと思います。台風の影響で「屋根上設備が落下した」「雨漏りしている」など、屋根を痛める原因になるケースが多いのです。
屋根上の設備は、新築時に設置したものが少なく、後付けの設備が多く存在します。
部材の種類・品質にもよりますが、風雨にさらされ錆が落ち始め、その鉄分が屋根を痛めます。
太陽光パネルは新築時設置の商品の状態は非常に良いのですが、やはり後付け(特に10年以上前の物)はコンディションが悪いものが多く、太陽光パネルの裏面(屋根との間)に落葉がたまっていたり動物が住み着いていたり思わぬ状況になっています。
特に心配なのは何年も前に乗せた温水器です。
温水器はほとんどの方が使っていない状態で、降ろして廃棄する費用も大変だということで、そのまま放置されているケースがほとんどです。
しかしながらこの温水器とても危険なんです。
おそらく30年から40年くらい前にかなり普及していたようですが、当時はほとんど瓦屋根で私達もビックリするような簡易な施工状態が見られ、劣化によりビズが外れていたり、屋根から落ちかけていたりする物も多く見受けられます。
また、屋根との取り合い(接合部)から雨漏りを起こし、下地の木(屋根材のさらに下)が腐り温水器の重みで屋根が沈んでるケースもあり、早めの撤去が必要だと実感しています。
屋根上に設備があっても、撤去や移設と併せて屋根改修工事は十分可能です。温水器の落下や屋根の沈降、設備下の屋根コンディションは普段から全く見えません。今まで何ともなかった設備が、台風の影響で突然落下したり、屋根自体を痛める原因になります。
お知り合いの工務店や新築時の住宅メーカーに是非ご確認ください。
太陽光パネルを脱着した屋根葺き替え工事 完了写真
室外機4台を脱着した屋根葺き替え工事 完了写真
温水器を撤去した屋根葺き替え工事 完了写真